当たり前のことがどこか美しく見えた
ベストアーティストでの激震が走った発表から早3日…いかがお過ごしでしょうか?
田口担でもKAT-TUN担でも何でもない自分が彼らに意見するとかそんなことはできないけれど自分の今の気持ちを残したいのでここだけにはそっと書かせてください。
正直言って私はKAT-TUNさんのことを知らなすぎる。仁亀でさえ、記憶がごくせんで止まっている。一応メンバーの名前は分かるし顔も全員見たことはあるがシューイチでなじみのある中丸さん以外、髪型が変わると区別が出来なくなるレベルだ。
なのに、何故か今回のことは悲しかった。
何処となくスッキリとしない表情のメンバーを見てしまったからだろうか…彼の独立を応援し、笑って送り出す雰囲気だったならまた違ったかもしれない。
新卒3年以内の離職率が大卒で約33%、高卒では約40%と言われている時代、ひとつの仕事を長く続けることはもはや当たり前のことではなくなってきたとも言える。
夢を持って入社して上手くいかずに去っていく人達の中で、選ばれたメンバーだけがデビューできる。でもデビューしたからと言ってそれは彼の思い描いていた未来とは違っていたのかも知れない。10年仕事しているうちに本当にやりたいことが見つかったのかも知れない。普通のごく一般の会社ならまかり通る理由だ。勤続15年を超える田口さんが退職という道を選択してもひとりの人間として何も不思議なことでは無い。
私は新卒で就職した会社をたった1年で辞めているので田口さんには何も言えないし、未だかつて同じ立場に立ったことが無いから田口担、KAT-TUN担の方々に軽い気持ちで同情することもできない。
ただ2つだけ、本当に悲しかったこと。
ひとつめ
KAT-TUNがJrの頃からのユニットで結成からデビューまでに5年かかっていたことをこれを書くにあたって初めて知った。勝手な思い込みだが、デビュー前から同じメンバーでやってきたグループはそれぞれ別のユニットから選抜されていきなりデビュー!なんていうグループに比べると結束力があると思っていた。そんなグループでも気付けば半分が脱退なんてこともあるのだと知って悲しかった。
ふたつめ
田口さんが「30を手前にこれからを考えた」と年齢のことを口にしたこと。私は今、2つのグループを中心に応援している。1つはTOKIO。今回、さいごにリーダーがまだまだアイドルを、バンドを、農業を続けていく宣言してをしてくれた。本当に心強い。ジャニーズはそんな彼らやV6、KinKiさんなどアラフォーメンバーも多く活躍する事務所だから30なんてまだまだ、これからも全然やれるのに…と少し残念に思った。
次にふぉ〜ゆ〜。来年の今頃には、全員が30歳になっている。どうやら入所日基準にすると、田口さんより先輩になるらしい。この先輩たちまだJrだけど、決してデビューを諦めていない。4人でデビューしたい!っていう気持ちが伝わってくる。だから、30歳の壁のことは言って欲しくなかった。もしかしたらのことを考えてしまうから。
この一件でもしも応援してる人が事務所を、芸能界を去る時のことを想像した人はたくさん居ると思う。誰しもこの想像が頭を過るほどの衝撃があったから。
"当たり前のことがどこか美しく見えた"
"だから そばに居たいんだ"
リリック…
長瀬さんすごい。本当に素敵な歌詞。
TOKIOがバンドするのは当たり前。
農業するのは当たり前。
開拓するのも当たり前。
5人揃ってリゾラバするのも当たり前。
ふぉ〜ゆ〜にゆうがつくのは当たり前。
ぴたらじやるのは当たり前。
舞台に出るのも当たり前。
4人揃って仲良しか!するのも当たり前。
いつかこの当たり前が当たり前ではなくなる日が来る。早かれ遅かれ、いい意味でも悪い意味でも変化は必ずやってくる。
だからその時が来るまで私はこの当たり前のことを大切にして彼らの未来を見届けたい。
いい方向に変化することを願いながら…